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【ニュース】IPBAシンガポール参加報告

2019年5月10日

(文責:足羽麦子)

GW直前の4月24日から27日まで、IPBAの年次大会に出席するため、シンガポールに行ってまいりました。

IPBAとは、Inter-Pacific Bar Associationの略で、アジア・太平洋地域でクロスボーダー案件に携わる弁護士等が参加する、国際法曹団体です。年次大会では、タイムリーな事象を主題としたパネルディスカッションやネットワーキングの機会が設けられています。

私は去年に引き続き2回目の参加となりましたが、前回のマニラ大会に参加した時に知り合った弁護士と、多くの再会を果たすことができました。特に同世代の若手弁護士はまだまだ参加人数が少ないこともあり、お互いに前回会ったことをよく覚えていたため、一層楽しい時間となりました。
 

私自身、去年と比較して、自分の中で興味関心のある法律分野等が出てきたことから、より積極的、主体的にパネルディカッションを聴講することができたように思います。なかでもBig Dataに関するセッションは、土曜日となる最終日の午前9時30分からの回であったにもかかわらず、各国多くの弁護士が参加しており、関心度の高さが伺えました。判例等の蓄積がない現状で、現実的に可能な情報管理の程度を検討するという内容は、検討の切り口も含めて大変興味深いものでした。

また、ランチやディナー、アフターパーティー等でのネットワーキングの時間も、前回よりも落ち着いて楽しく過ごすことができ、場慣れの経験値というのも大事であることを実感しました。もちろん、まだまだ十分とはいえない英語力等、自分の課題も再認識しました。
 

日常の業務も日々学びの場となっていますが、こういったある意味非日常の場で各国弁護士と交流し見識を深めていくことも、視野や発想の幅を広げるという意味でとても貴重な機会であると、改めて感じました。来年参加する際には、今年とはまた違った視点を持つことができればいいなと思っています。