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【ニュース】Global Japan様連載記事「スタートアップのインド戦略」への弊所コメント掲載のお知らせ

2020年8月14日

(文責:田中陽介/AsiaWise Cross-Border Consulting Singapore所属、インド駐在中)

 南インドの主要都市に展開し、会計を中心にプロフェッショナルサービスを提供するGlobal Japan様のウェブサイトにおいて、2020年7月より「スタートアップのインド戦略」という連載が開始されました。分野別のマーケットリサーチや最新のニュース記事に基づく分析に加え、具体的なスタートアップ企業に関する詳細なコメントが記載された、非常に密度の濃い連載記事となっています。

 この度、AsiaWise Groupは、こちらの連載記事に対するリーガル面のコメントを担当することになりました。コメントを担当した最初の記事「Vol.003 : 激動のインドヘルスケア市場シリーズ(①遠隔医療編)」が公開されましたので、お知らせいたします。

 インドでは、コロナ禍の影響により遠隔医療サービスの利用者が急増しています。本稿では、そのような遠隔医療サービスを提供する8社のスタートアップ企業が紹介されており、これに対するリーガル面のコメントとして、2020年3月25日にインド政府により公開された遠隔医療実践ガイドライン(Telemedicine Practice Guidelines)について紹介しました。このガイドラインの特筆すべき点は、本稿で紹介されているようなスタートアップ企業(テクノロジー・プラットフォーム)自体が、人工知能/機械学習に基づいて患者を診断することの是非について言及しているところです。データを用いた医師支援システムの開発こそが将来的にこの分野の主戦場となっていくことが考えられますが、そうなった際には患者の医療履歴のような機微性の高い(センシティブな)個人情報をどのように扱うのかが重要になる旨、コメントしました。詳細につきましては、上記リンク先の記事をご覧ください。

 AsiaWise Groupでは、今後もインドのテクノロジー・データ関連規制の最新動向を情報提供して参ります。